![]() |
|
真崎わかめに限らず、わかめは一年生海藻です。遊走子から始まって成葉、枯死、溶解消失するまで、1年サイクルで以下の生活環を繰り返しています。この育成過程に従って、人工的にわかめ栽培をおこなうのが養殖という技術です。 ![]() 田老町では、養殖わかめの水揚げ、天然ワカメの採取を終え、こんぶの水揚げが終える頃から、翌シーズンのわかめ養殖の準備がはじまります。まず、7月の下旬から8月の初旬にかけて、自生する天然わかめのめかぶを採りに出かけます。これを採苗といい、めかぶの中にあるタネ(遊走子)を手に入れるわけです。魚や貝でいえば、いっぱい卵を抱えている状態のものを探すわけです。もちろん、タネ次第でわかめの出来、不出来が左右されることもあるので、漁師は思い思いのポイントを探します。中には、先祖代々受け継がれている秘密の場所もあるようです。 このめかぶを持ち帰ったら、めかぶから断続的に生産、放出されるタネを海水に蓄えます。そして、その中にクレモナ糸などを巻きつけた種苗枠を20〜30分浸して、糸にタネを付着させるわけです。さらにこれを培養タンクに移し、2,000〜5,000luxくらいの照度下で育成します。すると遊走子は、配偶体となって受精し、胞子体へと変化していきます。これが、だいたい10月頃の話となります。 |