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| 加工場に運ばれるわかめの原藻。湯通しをすると、この茶褐色が鮮やかなグリーンに変わります。 |
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たとえば田老地区の場合、わかめは水面下50センチくらいの浅いところに、その位置を保ちます。わかめの成長度合いとわかめの深度はとても深い関係にあり、水面下50センチの位置に保たなければ、良質なものが育たないためです。ところが、相手は三陸の海。海が荒れれば、養殖台を固定している重りがずれ、わかめが根付いている養殖ロープがたるむこともしばしば。
また、潮の干満にも合わせなければなりませんし、成長期になると、わかめはひと晩で3〜6センチも伸びます。こうした変化に対応するため、漁師は毎日のように養殖場まで船を走らせ、フロート(浮玉)を減らしたり、増やしたりしながら、わかめの位置を調整します。悪天候であろうと、海が荒れていようと怠ることはないのです。
また、わかめは野菜などと同様で、必要に応じて成長の悪いわかめを間引いたりします。そうしなければ周囲のわかめの成長に影響が出るからです。こうした作業も、養殖台が200メートル四方と聞けば、決して楽な作業ではないことがわかるはずです。さらに、水揚げは午前0時から夜明けまでを基本としています。これは日光によって、わかめの葉を乾燥させないためで、美味しさを保つための配慮なのです。 このように、来る日も来る日もわかめに目を配り、語り合い、手塩にかけて育てている漁師。その漁師の愛情がたっぷりと注ぎ込まれた真崎わかめは、他のわかめに負けないだけの美味しさを手に入れるのです。 |